佳境を迎えつつあると・・・お察しいたします。

私は、あのシーンがとても好きだ。時折、ふと頭の中に甦るあのシーン。

そしてここのところ、気が付くとあのシーンが何度も頭をよぎり、

心をかすめていく。うろ覚えだけど・・・

「あんたの言葉を置いていけ」と男が言う。

そして言われた彼は、黙ってタップを踏み始める。

舞台上での限られたその時間に演出家が閉じ込めようとしたもの、

あるいは託そうとしたもの。または伝えたかったことは何なのか・・・私は知らない。

いや、そんなことはもはや問題ではない。こちら側がそこに見出すもの感じるものが

それぞれの真実。2時間30分ほどの時間の中のたった一コマ。

その一コマが醸し出す空気が素敵だと思う、あのタップの響きに

言葉にならないものを・・・そして

言葉にはできない真実を・・・私は見つけたような気持ちになっている。

言葉にはならないけれど、とてもSimpleでとても複雑な真実。

とても単純で明確なものだけど、限りなく深くどうしようもなく見えない何か・・・

 

去年の夏の終わりだったような気がする。一冊の本を買い求めた。

それは私の好きな作家というが正確には哲学者らしい方が大絶賛ということで

何も考えずに購入した本。ところが・・・その本の「はじめに」を読んでから

読み進めることができなくなってしまった。読めないどころか、私自身も

言葉を綴るという行為にますます躊躇してしまう日々。だから・・・こちらも表のBlogも

なかなか進まないでいるという訳です。

何故そんなことになってしまったかと言うと、そこに書かれていた一つの言葉に

出会ってしまったから・・・その言葉とは・・・

「言葉が隠蔽しようとするもの」

なんか、怖くないですか?この言葉。あるいは深すぎないですか?この響き。

隠すのではなくて隠蔽です。隠蔽されたものは・・・隠蔽することは、人にとって

結局はプラスなのでしょうか?マイナスなのでしょうか?

・・・また隠蔽することは同時に露呈することでもある…などと私は感じ始め

ナンテソラオソロシイコトバのセカイ・・・と空を見上げました…

と言うのはちょっとした洒落です。

でも本当に・・・これと言った理由はないけれども「言葉が隠蔽しようとするもの」と

言う言葉に立ち止まってしまった状態が数か月続いたのも事実。

踏めるものなら、私もタップを踏んでみたい。

あの顔の小さい彼のように静かにゆっくりと踏み始めてやがて・・・

躊躇していたその本をふと思い立ったかのように読み始めたのはつい数日前。

読み進めると・・・素敵な本。ある意味この本に救われつつある自分を感じてもいる。

その本の扉には・・・

「言葉はあまりにも便利で、そして無力だ」

ともある。

この言葉と例の舞台のタップシーンが交錯する。何度も何度も交錯する。

ふ~、ソラオソロシイはずだけど、そこのところを美しく切り抜ける世界を

見出そうと思う。

私はやはり言葉の世界にこだわり続けて磨きをかけたいと思う。

タップ楽しみにしています(^_-)-☆

アイキャッチ画像は昨年の某ピアニストのライブ後、いつもライブをご一緒する

Osima夫妻に誘われてベルギービールをご一緒した際のもの。

「みずほォ、ベルギービール飲みに行かへんかぁ」と。

そして私達はベルギービールをいただきながらパリの話ばかりしておりましたとさ。

 

なかなかどうして・・・

現実とはこういうものだ・・・と思う。

色んな人が夢物語を語る。

様々な人が占いめいたことを確信をもって言い切る。

何だかな・・・とそんな人に出会うたびに私は心の中でかなり白けている。

ま、ファンタジーとして捉えて、楽しむくらいならそれもたまには良いのでしょう。

時に、人生にファンタジーは必要だもの。

でもね、その人の真実なんて生きて見ないとわかんないじゃん…と私は思う。

過ぎてみて振り返ったときに「ありがたいことに・・・」とか「不思議なことに・・・」とか

「おかげさまで・・・」とか「不思議な御縁で・・・」とか・・・

そういう味わいが出てきて、初めてそこに自分の過ごした時の深みと真実を知る。

それでいいんじゃないのか・・・と思うのですが・・・どないでしょう?

生身の人間が人間の世界で生きていくのに、予言めいたことに翻弄されていては

やってられない・・・わん!

ふ~、軌道に乗れば、何となく上手く滑り出すとは思うけど、その軌道になかなか

乗れないのが現状です。それでもあきらめず・・・愚痴らず・・・独り「今、ここ」に

集中しながら、それなりに楽しく前に進む。

Up遅れてごめんなさい。

アイキャッチ画像は新しいデザインのためにメカニックを考慮してステッチを習得中の図。

オフルーム・・・織り機無しの世界にTryです。

ではでは。

今日も濃すぎる時間に酔いしれてくださいな(^_-)-☆